鶴見

横浜市

住みやすさ指数 3.1/5.0 満点中

  • 総合:川崎と同じく工業地帯。下町耐性ない方には勧めない
  • 治安:川崎とほぼ同じ。暴力団事務所もある
  • 家賃:鶴見市場、生麦等周辺駅最寄りだと若干安い
  • 買物:シァル鶴見、西口に西友、レアールつくの商店街
  • 食事:チープな酒場、チェーン系外食店豊富。高級感なし
  • 外人:沖縄をルーツに持つ南米系住民が若干いる
  • 文教:鶴見大学
  • 医療:町医者中心
  • 交通:JR京浜東北線、京急本線、鶴見線
  • 災害:街中を流れる鶴見川が気掛かり

横浜というより川崎文化圏。ガチな工業地域と沖縄タウン

横浜市 鶴見

京浜東北線で蒲田、川崎、鶴見と続くこの一帯、京浜工業地帯の中核を担うガチな地域が連なる訳であるが、鶴見と言えば横浜市鶴見区に属する街で、上京民がイメージする「オシャレな港町ヨコハマ」といったイメージとは何ら関係もなく、町並み的には完全に川崎や大田区あたりと近いものがある。

鶴見駅から臨海部の工業地帯を結ぶJR鶴見線が発着している為、朝夕はそうした工業地帯に通勤する従業員が忙しなく行き交う光景も見られる。

横浜市 鶴見

2012年にJR鶴見駅ビル「シァル鶴見」がオープンして真新しく綺麗な駅前風景に変わったが、のっけからそんな駅前ロータリーに右翼の街宣車が軍歌を大音量で流しながら闖入してきたり、さらにシァル鶴見に隣接する再開発ビル「シークレイン」もよくよく見ればガラス張りの小洒落た店舗テナントに安呑み酒場やら「てんや」「日高屋」などのチープなチェーン系飲食店、サラ金ATMばかりが入居しており、いくら街が再開発で変わろうとも中身は変わらないという事をありありと見せつけている。

一方、山手側を見ると曹洞宗大本山總持寺の超広大な敷地があり、こちらの境内墓地には石原裕次郎の墓がある事で有名。

アウトロー臭漂う盛り場!京急鶴見駅前「鶴見三業地」

横浜市 鶴見

JR鶴見駅に近接する京急鶴見駅の東口を出たところ一帯が「鶴見三業地」と呼ばれる一帯で、その名の通り昔は芸者が企業のエライさんを接待するようなお上品な料亭が立ち並ぶような場所となっていた。戦後にはすっかりそうした露っぽさも消えて、パチンコ屋や呑み屋が密集する京浜工業地帯らしい下品な盛り場へと変わっているが「三業地会」という商店街の名称や「三業商業ビル」といった雑居ビルの名称に歴史の一端が引き継がれているのである。何気に高級車ばかりが路上駐車された怪しげな一画もあり、そこは例に漏れず某組事務所だったりするので気をつけましょう。

関東屈指の沖縄タウン、それが横浜市鶴見区だ

横浜市 鶴見

鶴見駅前から鶴見川を渡った先にある本町通、さらにその先の仲通、潮田町あたりまで足を伸ばすと、関東屈指の規模であるウチナーンチュ(沖縄県人)集住地域が広がっている。関西で言う大阪市大正区や兵庫県尼崎市に匹敵する工業地帯に集住する沖縄出身者の多くは戦前戦後に仕事を求めてやってきた人々とその子孫だ。

横浜市 鶴見

特に仲通商店街にある「鶴見沖縄県人会会館」には沖縄食材を販売する「おきつる・マート」、沖縄料理店「おきなわ亭」などが入居し、ビルの間の通路に入ると那覇のマチグヮーを髣髴とさせる光景にも出くわす。近所にある「うちなーすばヤージ小」の沖縄そばも本格的で旨い。さらに毎年8月には商店街でエイサー祭りも開催される。

横浜市 鶴見

それに加えて鶴見の沖縄タウンにはブラジル・ペルー等南米諸国の料理を扱う店舗や食材店も少なからず存在する。かつて沖縄から南米諸国に渡った人々の子孫も併せてこの土地に住んでいるのだ。厳密には「沖縄南米タウン」と呼ぶべき街でもある。ボリビア料理と沖縄料理を扱う「エル・ボスケ」や本町通にある南米仕込みのローストチキン専門店「コキス」といった店がある。

その他、鶴見駅周辺の写真集

横浜市 鶴見

気になる「まむしや 戸山生命堂」廃墟化してますけど

横浜市 鶴見

鶴見線の高架下がかなり煤けた風情を漂わせていて良い

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本町通商店街の先にひっそり残る「入船カフェー街」。戦後の赤線地帯

横浜市 鶴見

ガチな沖縄そばが食える店「ヤージ小(グァー)」

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