超マンモス校早稲田大学の門前町…これぞ「ザ・学生街」
JR山手線で新宿駅と池袋駅の間にあり、超マンモス校早稲田大学へ続く門前町、そんな高田馬場は駅前一帯を見回しても分かる通り、完全に学生街の佇まい。早稲田通り沿いに不動産屋が腐る程あったり、ド派手な黄色い看板をアホ程掲げている「学生ローン」の店、これらも全て早稲田の学生を相手にしている。夜ともなると遊び呆けた早稲田の学生と見られる集団が「ウェーイ」とか叫びながらあちこち騒いでいたり、雑居ビルの中に足を踏み入れると「お取り込み中」だったりと色々とアレ過ぎてさすがスーパーフリーを生み出した学風だと感心せずにはいられない。
駅から東側の早稲田大学方向は繁華街の様相が強く、西側に向けて少し歩くと西友があり、それなりに普段遣いに適した商店街が連なっているが、狭い歩道に人通りも多く生活の場にするとストレスが重なる。また東京富士大学がある北西側の「さかえ通り」の電波な八百屋がある以外は学生向け飲食街で、如何わしい店もあったりして雰囲気は宜しくない。
日本で唯一のミャンマー人コミュニティ「リトルヤンゴン高田馬場」
学生街の趣きが強い高田馬場だが、実はミャンマー人コミュニティが存在しており駅周辺にはこれでもかという程のミャンマー料理店やミャンマー食材店があちこち点在しているのだが、言われてみなければ気付かない程のマイナー国家なだけに、知る人ぞ知る的なミャンマー人街。元々は西武新宿線中井駅近くにミャンマー人が開いた寺院があってその周辺に集住していたが、そのうち交通便の良い高田馬場に移ってきたという。国土が南北に長いミャンマーの中でもミャンマー族、カチン族、シャン族とそれぞれ地方の民族ごとに郷土料理店が分かれている。ミャンマーの少数民族料理は恐らく日本中探しても高田馬場でしか食えないものであろう。
高田馬場駅前の真っ黒な怪しいビルの正体
高田馬場駅前の早稲田通りにそびえる真っ黒な外観のクソ怪しい雑居ビル「タックイレブン高田馬場ビル」は駅前プチ九龍城砦と言うべき様相を呈している。11階建ての同ビルの1階には竹虫が食えるシャン料理店「ノング・インレイ」があり、また上層階へ登る狭苦しいエレベーターで8階などに行くとまたミャンマー人が経営する食材店が数店舗ひしめいている。他にも「ヤマギシズム」の事務所があったり、18禁マークのついた素性のよく分からない店まであって、雰囲気が半端無くヤバイ。