都電と山手線の交わる街、北口商店街の如何わしさは異常
首都東京の大動脈として動くJR山手線も、池袋から田端に至る北側部分はちょっくら都心らしさが消えて下町臭くなる。池袋の次にある大塚駅に降り立つと、駅前には東京でも数少ない路面電車、都電荒川線の車両がチンタラ走る風景に出くわし、忙しい都会の空気とは異なる時間軸を感じる事であろう。
しかしこの大塚という街、山手線沿線では新大久保、五反田、鶯谷と並ぶ「四大悪所」の一つである。その理由は北口商店街を一目見て頂ければお分かりいただけるだろう。
何やら2000円や3000円で回転しまくっている大塚の商店街
大塚駅北口に広がる商店街や付近の雑居ビルを見回すとやたらと目に付くこの手のお店。何やらあっちこっちで2回転、3回転しまくっていて、どれも激安ぶりをアピールしている下品な看板を表に出している。このような店が大塚駅北口だけで20軒以上も固まっている。恐らく都内最強クラスではないかと思われる。
さらにはお下品なネオンサインを轟かせるパチンコ屋や、変な外国人が入り浸っている雑居ビルなどもあり、その手の街に抵抗が無ければそれに越したことはないが、これだけでもう住む人を選ぶに充分の要素である。
もちろん教育熱心なママであればこんな下品な環境など避けておきたいもの。従って大塚駅最寄りの物件選びはイカガワシイ系の店舗がない南口、もっと言えば文京区側を選ぶ事になる。豊島区と文京区でこれほどまでに街並みが違うのかよと驚くばかりである。
料亭とラブホが入り乱れる現役の花街「大塚三業地」へ
大塚駅南口から巣鴨方面に抜ける道沿いに「大塚三業通り」という商店街がある。「三業」とは言うまでもなく料亭、芸妓置屋、待合の三業を意味する言葉であり、この土地は大正時代から続く古くからの花街として知られた存在だ。
駒込神明町や尾久のように時代とともに衰退して無くなった花街は多いが、大塚の三業地は今なお現役。かつての川跡に沿った路地に料亭が何軒も連なり、ついでにラブホテルも何軒か混じっている光景を目にする。やはり少々雰囲気が如何わしいのが特徴だ。
その他、大塚駅周辺の写真集
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