平間

川崎市

住みやすさ指数 2.9/5.0 満点中

  • 総合:通勤リーマンは駅の西側に住むべからず
  • 治安:所詮南武線沿線なので…(以下略)
  • 家賃:東急多摩川線沿いよりもお得感あり
  • 買物:駅東側は平間銀座、マルエツ、駅西側はまいばすけっと程度しかない
  • 食事:ラーメン、丼もの系飲食店多し。ドカチンと低収入リーマン向け
  • 外人:それなりに多いと思われます
  • 文教:特になし
  • 医療:駅周辺は町医者中心
  • 交通:JR南武線
  • 災害:多摩川が近いです

無謀横断多発!悪評高い開かずの踏切。通勤リーマンは駅の西側には住むべからず

東京23区の川向こうに連なる「神奈川県川崎市」を南北に貫くJR南武線。都心に割と近いのに家賃相場が控えめだからと、この沿線にもサラリーマン世帯が多数住みだしている。それで武蔵小杉だの都心への乗り換え可能な駅の最寄りだと高い物件しかないので、南武線でしか行けないようなローカルな街が選ばれるわけだ。で、ここは武蔵小杉の二つ隣にある「平間駅」。川崎駅からも四駅の位置にある、川崎市中原区に所属する一帯。

ここ平間は多摩川を挟んだすぐ向かいの東京都大田区下丸子に所在するキヤノン株式会社本社に勤務する従業員がせっせと徒歩で川を渡って通勤しているくらい、東京との都県境に近い位置にある。毎朝、東京との境に架かる「ガス橋」には同社社員が一列に連なる独特の“痛勤”風景を目撃できてしまう、そんな街。でも、地図上で見る限り片道1キロ半近くは歩く事になるんですが…

多摩川に沿って走る南武線の街だもの、ここも例外なくリバーサイドの低地に位置するド下町でもあり、駅前商店街の下町具合も半端ない。駅東側からL字型に伸びる平間銀座商店街が土着民のお買い物拠点として機能している。そこそこ買い物客もいるし、それなりに商店も揃っていて不便を感じる事もない。

ガス橋の先にある大田区側も下丸子駅や武蔵新田駅などがあって駅前商店街の風情も似たりよったりだが、住所が東京か神奈川かというだけで地価も全然変わる。しかもあちら側は東急多摩川線という三両編成の使い勝手の悪い路線が走っているだけ、なのでか知らんが、こちら側の商店街の方が栄えていると感じるのも無理はない。やはりターミナル駅が蒲田か川崎かと言われれば商業施設が豊富な川崎駅の方が求心力が勝るのは言うまでもなく、こちら側の方が断然人口増加のペースも早いようだ。この辺に住む事を選ぶ人間は家賃が高いのにしょぼくれた「東京の外れ」よりも、神奈川に下る方を選ぶのだ。

人口増加が止まらない南武線が「開かずの踏切」で逼迫

しかし、昨今のそのような状況は元々から6両編成でキャパシティの少ない南武線の運行状況をより一層困難なものとしている。沿線人口の急増に伴って度重なるダイヤ改正によって増発する列車、その結果、平間駅前のこちらの踏切が朝のラッシュアワーで長時間閉塞し「開かずの踏切」へと化す。

平間駅の駅舎は線路の東側一箇所しかないために、線路の西側の地域に住んでいる連中が閉まったままの踏切を無理矢理横断しまくる行為が多発していて、こんな警告看板まで出ている始末なのである。なにせ午前8時台には1時間のうち48分も遮断される状況となるので、駅の南側にある歩道橋まで迂回せずに急いで渡る「余裕のない痛勤民」の姿が絶えないのだ。そのうち死亡事故でも起きそうな勢いだ。

平間駅前踏切で見られる、歩道橋への迂回ルートを地図で示した看板。この通りに迂回すると400メートル近く余分に歩く上に歩道橋の階段を上り下りしなければならず、5分は余計に掛かってしまう。JR東日本も踏切を改良するなどして閉塞時間を減らす努力をしているようだが、時間に余裕のないサラリーマン痛勤民は最初から駅の西側なんかに住まない事が肝心だ。

その他、平間駅周辺の写真集

平間駅前踏切は渋滞も絶えない。川崎市内どこでもそうだが、人口だけが増えてインフラ追いついてなさすぎ

駅西側には国道409号府中街道。その先の地域はスカ線および新鶴見信号場に分断されている

駅前一等地に鎮座するは「日高屋」。食い物屋のラインナップはおおむね埼玉並みである

路地の奥に潜む土着的そば屋入船。多数掲示された手書き張り紙が香ばしい。激安ランチメニューが下町民に支持

やっぱりここにもあります川崎のソウルフード「ニュータンタンメン本舗」

焼肉の街・川崎のガチっぷりを見せつけるサイコな佇まいの「無煙焼肉牛鈴」は営業していない模様

平間のランドマークタワー(パチンコ屋さんです)

あと、平間がらみの何か


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