浦安・行徳境目の街。中途半端感否めない街だが車があれば…
地下鉄東西線で大手町から20分少々で来られてしまう千葉県浦安・行徳地域の東西線沿線の4駅中最も不人気と思われる街「南行徳」、通称「ナンギョー」。駅自体は昭和56(1981)年開業と両隣の浦安・行徳駅と比べると一回り若いのだが、どっち付かずな感があってか街の発展度は今一つ。
駅の高架下は葛西・西葛西・浦安など他の東京メトロ高架駅同様「メトロセンター」なる商店街として開けてはいるが、チェーン店ばかりが幅を利かせていて面白味にも欠ける。また隣の行徳駅周辺が国際化しまくっているのに合わせて、こちら南行徳の駅周辺にも中国食材店や各国料理店がちらほら見かけられるが、どうも下位互換的な感じになってしまい、退屈さは否めない。寝に帰るだけの街だと割りきってしまえば問題ないのであるが。
今井橋越えれば東京。自家用車持ち上京組には有力な選択肢か
しかし自家用車持ちの場合この街の利便性はググッと高まる。駅前には都心から江戸川区を結ぶ新大橋通りと今井橋で直結している「今井橋通り」の片側二車線路が東西に走っていて、塩浜交差点で湾岸道路(国道357号)と交差している。駐車場代も余裕で月額1万円台で借りられるのはここは都内ではなく千葉県だからか。
当然ながらそういう場所だけに家賃もお安くなるのだが、治安も微妙に悪い。駅から離れた場所に住むのなら特に女性は夜の一人歩きには気をつけましょう。今井橋通り沿いにはやたらとこの手の警告看板が多いんですが、大丈夫かオイ。それでも背に腹は代えられない自家用車持ちの上京組は敢えて南行徳に住むという手は如何でしょう。コスパ良いです。