街の自慢は國學院久我山と岩崎通信機。しかし他に特徴がない
吉祥寺と渋谷を結ぶ京王井の頭線の急行電車に乗ると吉祥寺の次に停車する久我山駅。急行停車駅なのでさぞかし発展しているのだろうなと降りてみると駅前に流れるは神田川、駅周辺に申し訳程度の商店街があるくらいで、良い意味では落ち着いた街とも取れるが、地味な印象は拭えない。やはりこの辺の人達は何かと吉祥寺に行ってしまうのでそうなるのだろう。
駅前を横切る人見街道は道幅も狭く歩道も窮屈だが、この辺の幹線道路が他にないので交通量も非常に多く見た目にも危なっかしい。しかし駅と家を行き来するだけなら、全体的に「閑静な住宅街」といった環境なので寝に帰るだけなら悪くはないのだろう。
久我山のメインストリート「岩通通り商店街」
久我山駅から南側に伸びる「岩通通り商店街」が一応ながらこの街のメインストリートと言っても良い。駅近くにはそれなりに店舗が集まってはいるが、決して密度も高くなく人通りも程々にある。そして「岩通」とはこの商店街を抜けた先にある情報通信機器メーカー「岩崎通信機」の本社の事を指し、ちょっとした企業城下町の体裁を成している。
そして同時に久我山の自慢となっている國學院大學久我山中学校・高等学校もまた岩崎通信機の創業者・岩崎清一氏によって設立された学校で、高等学校のラグビー・サッカー・バスケットボール・陸上競技といった運動部は大会出場常連校となる程の強豪。これもちょっとした街の自慢となっている訳だ。