常磐線各駅停車で行く東京の最果ての街は激安タウン
常磐線で都内最東端に位置する金町駅。最近では駅前に立派なタワーマンションまで建って都会ぶってきたような感じは見受けるが、足元を見ればやっぱりここは葛飾区なのだというベタな下町風景だ。
隣の亀有同様地下鉄千代田線直結の常磐緩行線しか止まらない不便さもあって都心方向への通勤はいささか不便も感じる事もある。しかしこの金町における最大の魅力は「都内なのに何もかも安い!」という点である。
金町駅北口からイトーヨーカドー金町店に向けて歩いて行くとその道沿いの商店街(金町理科大商店会)には激安惣菜・弁当、激安海鮮丼、100円ショップ、リサイクルブティックといった安物買いにはうってつけの店が勢揃い、都内屈指の「激安タウン」と言える街並みを見せている。
「どうしても東京23区の住所が欲しい」けど「地価が高いところは無理」と考える人々が最後に行き着く場所が足立区竹ノ塚とここ葛飾区の金町、それに江戸川区の小岩である。よく覚えておきましょう。それと駅北口真ん前にあるUR都市機構金町駅前団地はなかなかのマンモス団地。築年数の古さが気になる反面、通勤利便性もあって人気は高い。
葛飾区新宿六丁目の再開発エリアが気になる件
現在、金町駅周辺で俄然浮き足立っているのが再開発真っ只中の「新宿6丁目」エリア。先に述べたヨーカドー金町店の西側一帯で、既に東京理科大学葛飾キャンパスの他、新築マンションや商業施設が複数出来上がっている。中川を挟んではいるものの対岸は亀有で、自転車があればアリオ亀有にも買い物できるという事もあって不動産需要が急騰している。
元々ここには三菱製紙中川工場があり、2003年に工場が閉鎖された事で現在までじわじわと再開発計画が進められている。辛うじて東京23区に住めるし住所も「新宿」ですからね。都会なのか下町なのかよく分からないアドレス「葛飾区新宿」…どうですか。「にいじゅく」と読みますけどね。
金町暮らしには不可避!最強の激安うどんチェーン「金町うどん」系列店
都内屈指の激安タウン金町において、東京中に席捲する「富士そば」「小諸そば」「ゆで太郎」などの大手ファストそばチェーン店列強もおいそれと手出しできない理由が駅前一帯にある。それが「金町うどん」という土着うどん店の系列店の数々だ。
北口に「金町うどん」、南口には「四国大名」「そばっ子」「金町餃子」の3店舗。うどん・そばに加えて餃子や中華料理を年中無休で供給している。四国大名ではかけうどん一杯250円、そばっ子ではかけそば一杯200円から。トッピングや大盛りも50~100円で済むのでいずれの店もおおよそ400円台で腹一杯になれる計算になる。
さらにそばっ子の店先ではコシヒカリ使用のおにぎり1個100円均一で販売中。忙しいドカチンな労働者の朝もしっかりサポート。痒いところに手が届き、しかも激安な金町うどん系列店にさっぱり歯が立たないファストそば大手列強三社は未だに金町駅前には出店出来ていない。
その他、金町駅周辺の写真集